アダルトアフィリエイトにおけるブログは複数に分散して運営すべき、というお話です。
例えば1つのブログで数千本の記事を蓄積するよりは、数百本の記事を有するブログをいくつか作って運営すべきです。
これにはいろんな理由があります。
もちろんアクセスを送り合うことによる相乗効果というのもありますが、今回は「リスクヘッジ」の観点でのお話。
1つのブログしかない場合、このブログが何らかの事情で機能しなくなったら収入を絶たれてしまいます。「何も起こらないだろう」とタカをくくってはいけません。特にアダルトジャンルを取り扱っているということで、リスクは高いです。
というわけで、私が実際に体験したものをいくつか紹介します。
ブログにアクセスできなくなった実例
はじめて契約した海外レンタルサーバーにWordPressをインストールし、アダルトブログを運営しはじめた頃の話。そのブログは「容量無制限」「データベース数無制限」「転送量無制限」なのに格安であるということがウリでした。
無制限=いくらでも詰め込んでOKと解釈し、いくつかのドメインを設定してブログを運営していたのですが、各ブログのアクセスがだんだん増えてきて、あるタイミングでアクセス不能になりました。
管理画面に表示された警告文も全て英語でよくわからないので、翻訳サイトを使って頑張って読み解き、メールサポートに英語でメール。
結局、極端に転送量を使いすぎたことが原因ということがわかりました。仕方なく急遽新しいサーバーを借り、幾つかのブログをそちらへ引越し。
これが全て完全復帰するまで1週間弱を要しました。もちろん、このアクセスできない期間の機会損失は言うまでもないでしょう。
サーバーのサービス停止というリスク
また、そもそものレンタルサーバーが停止になるという例もありました。
「アスリア」というレンタルサーバーを覚えている方も多いでしょう。アダルトコンテンツOKで格安で、日本語サポートというのが魅力でした。
しかしこちらは、2013年にサービス停止。
それをユーザーが知ったのは、停止まで1ヶ月もないというタイミング。ほぼ個人運営だったという理由はあるようですが、急にサーバーが無くなるというリスクは怖いですよね。
FC2ブログの凍結騒動
年始にアダルトアフィリエイターをアタフタさせたのが、FC2による「ブログ誤凍結」騒動。特定の単語が使われているブログを、中身を確認することなく全て凍結してしまったという、とんでもないものです。
結果的にはFC2側が誤動作であることを認め、順次解除していきました。しかし解除されるまでの数日間はアクセスできなかったわけで、その機会損失は大きいです。
何より、解除されるまでの絶望感と焦りはものすごかったです。
ブログサービスの停止
前述のレンタルサーバーサービスの停止と同様に、ブログサービスが提供終了になることも十分にあり得ます。
アダルト可能な無料ブログサービスであった「DTIブログ」が終了したことはご存知でしょうか。私はDTIブログで1つのブログを運営しており、これからまさに本数を増やしていこうとしていたところだったので被害は最小限に食い止められましたが、あらためて無料サービスの怖さを実感しました。
そして、FC2ブログもそのうちこうなるんだろうなぁと思い、今に至っています。アダルトコンテンツをOKにするというのは、管理負荷がかなりかかるので割りに合わないのかもしれません。
ブログ環境のリスクヘッジは必要
というわけでいくつか実例を挙げましたが、やはりレンタルサーバーやブログサービスに相乗りしている身分なので、サービス停止という可能性はゼロになることはあり得ません。
なのでそうした最悪の事態にそなえて、まずは複数ブログを複数サーバーで運営することでリスクヘッジを行うべきです。
もちろん、万が一があってもスムーズに引越しできるように、独自ドメイン、WordPress運営、あとは定期的にバックアップをとることを忘れないようにしましょう。あとから大きなトラブルにならないように自分で身を守るしかないのです。
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