アダルトアフィリエイトで「犯罪」になるパターンを把握しておく

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「アダルトアフィリエイトが稼げるらしい」と聞いても、気になるのは「アダルトって怖くない?」ということだろう。

その辺りについて、経験者として述べていく。
怖いのはアダルトアフィリエイト自体ではなく、思わぬところで知らぬ間に罪を犯してしまうことなので、注意が必要だ。

アダルトアフィリエイトにおける「わいせつ物頒布罪」

まず思い浮かぶのは、無修正コンテンツ
ご存知の通り、日本において無修正コンテンツを公開することは法律で禁止されている。

具体的には「わいせつ物頒布等の罪」というもの。
Wikipediaで調べてみると

(条文)
刑法175条は「わいせつな文書、図画、電磁的記録に係る記録媒体その他の物を頒布し、又は公然と陳列した者は、2年以下の懲役又は250万円以下の罰金若しくは科料に処し、又は懲役及び罰金を併科する。電気通信の送信によりわいせつな電磁的記録その他の記録を頒布した者も、同様とする(第1項)。

(概要)
わいせつ物頒布等の罪には、わいせつ物頒布罪、わいせつ物陳列罪、わいせつ物販売目的所持罪が含まれる。頒布とは有償・無償問わず、不特定多数への交付を意味する。「公然と陳列」するとは、不特定多数が認識できる状態にすることを意味する。販売目的所持とは、販売目的で自己の支配下に置くことを意味する。

いわゆる無修正画像や動画が、この「わいせつ」に引っかかるのだが、無修正コンテンツも海外だと違法ではないので「海外サーバーを使えばOK」という風潮が以前はあったが、これもアウト。

・日本人が日本から、海外サーバーにアップロード
・外国人が日本から、海外サーバーへアップロード
・日本人が外国から、国内サーバーへアップロード

いずれの場合も全てアウトである。

ちなみに「日本人が海外から、海外サーバーへアップロード」であればOKなので、明らかに日本人向けの有料アダルト無修正動画サイトがドル決済で海外サーバー運営されているのは、この辺りの法の目をかいくぐってのことである。

FC2も法人登記・サーバー共にアメリカとなっているのも同様の理由。しかし、FC2のライブチャットで日本から丸出し動画を生放送配信した男は逮捕されている。それも上記の理屈に照らし合わせると納得だろう。

知らぬ間に違法行為を行ってしまうことを防ぐ

上記の理屈を理解していれば問題ない…と思いきや、気づかぬ間に法に触れてしまうこともあるので注意が必要である。

注意すべきなのは、違法なのがわいせつコンテンツの「アップロード」だけではなく、「不特定多数が認識できる状態にすること」も含まれているという点。要するに自分がアップロードしなくても、外部サイトからの画像や動画を記事に貼り付けて閲覧できる状態にしたらアウトとなる。

無料アダルト動画サイト(XVIDEOSやPornhub等)のプレイヤー埋め込みで記事に表示させるのは、アダルトアフィリエイトの定番だけど、くれぐれも無修正動画を埋め込まないようにご注意頂きたい。

あともう1つ。
埋め込み型動画プレイヤーで、動画の終了後や動画が削除されてしまった場合に、他のおすすめ動画が表示されることがある。

埋め込んだ動画自体は無修正じゃなくても、おすすめ動画として無修正画像が表示されてしまうことがある。これで逮捕されたという事例は聞いたことはないが、「不特定多数が認識できる状態にする」というのは満たしているので恐ろしい…。

お小遣い稼ぎが目的なのに法に触れてしまっては元も子もないので、特に無修正コンテンツには気をつけて運営をしよう。

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